BRM723北海道600km宗谷岬(後編)
南稚内(303km)→PC4(452km)
仮眠後、スマホの天気を見ると「現在雨は降っていません」の表示。しかし外に出てみるとそれなりの雨が降っていました。二日目は晴れるはずだったのに、最初から降っているじゃないか。
慌ててレインジャケットを着て再スタートしたため少し時間を食ってしまい、ホテルを出たのは3:50。約40分の借金を背負ってのリスタートです。
停止時間が4時間もあるわりには2時間しか睡眠時間がとれていなかった点は反省点。
南稚内を出てしばらくは追い風で軽快に進むも、すぐに風が弱くなり追い風ブーストがほとんどなくなってしまいました。
6:08 豊富温泉到着。到着時点で借金7分。
少し手前のセイコーマートは営業時間外で入れなかったのが痛いところ。
借金中だけど止まらずにはいられない。ペース上がらない (@ セイコーマート ほろのべ店 – @seicomart_tw in 幌延町, 北海道) https://t.co/XCaHqBr6VI pic.twitter.com/E7iEVzzMOJ
— さかき (@sakaki041) July 23, 2022
6:56 幌延のセイコーマートで補給。
ここまでは20km/h以下のスピードしか出ていなかったですが、この後ペースが回復しているのでここでの休憩が良かったようです。
8:49 道の駅なかがわ。ここでも手持ちの補給食を食べてゆっくり休憩。
余裕はないけれど、急ぐほどの力は残っていません。
PC4到着。雨も上がって気温が上がってきました (@ セブンイレブン 美深西1条店 – @711sej in 美深町, 北海道) https://t.co/mtJjNv2mZx pic.twitter.com/BghdnkIYMl
— さかき (@sakaki041) July 24, 2022
音威子府のセイコーマートでも休憩するなど、少し走っては休憩するというまずいパターンの行動を繰り返しながら、PC4には12:09に到着。到着時点の貯金1時間。
幌延以降はコンスタントに22km/h程度のスピードを出すことができ、なんとか貯金を作ることができて一安心。この時点では雨がやんでいたのも救いでした。
PC4(452km)→ゴール(601km)
一時間の貯金を持って、最後の難所の美深峠に向かいます。
峠に差し掛かったところで雨が振り始めてしまい、レインジャケットでのヒルクライムになってしまったのが残念。雨装備でハードな運動をすると発汗が激しくカロリー消費が多く、服も内から外から濡れてしまい、良いことがありません。
北海道の峠は斜度が緩く、美深峠は難なくクリア。峠の頂上での時刻は14:00。この時点での貯金はわずか20分でした。
眠くてふらふらしてます (@ 道の駅 森と湖の里 ほろかない in 幌加内町, 北海道) https://t.co/jeReGygCZg pic.twitter.com/HeWXPu4RsN
— さかき (@sakaki041) July 24, 2022
この後は下り基調ですが、睡眠時間の短さがたたりペースダウン。音楽を聞いたり、道の駅ほろかないで休憩したりなどしながらどうにか進みます。
PC5の沼田に近づくと雨が上がり始めました。眠気も飛んで次第にペースも上がりはじめ、沼田には19:24に到着。
最後の滝川までのド平坦区間はなんなく進み、21:13ゴール。タイムは38:13でした。
終わりに
今回の宗谷岬600は例年とは天候が全く異なりとても厳しいものだったそうです。前回まで2回連続で600kmブルベをDNFしている中、悪天候のブルベを完走できた理由を自分なりに挙げてみるとこんなところでしょうか。
- 日没時にびしょ濡れのインナーを着替え、体を冷やさずに宗谷岬に向かえたこと。
- 3.5時間の貯金を持って仮眠場所に到達できたこと
- 荒天のため、ホテル宿泊の回復効果が大きかったこと。
- 前回までの2回連続DNFと、北海道・宗谷岬という特別感のある場所によって、強烈な目的達成意識を持てたこと
- 雨ブルベ対策(補給カロリー多め、仮眠時の衣服乾燥法など)
- (機内で読んだ「雨天ライド攻略本」がとても役に立ちました。baruさん・サメハルさんに感謝)
- 弐号機マスコットをつけていたこと
無事に認定されていれば、今年もSR達成です。印象深い600kmブルベでした。晴れている時にまた走ってみたいものです。