PBP2023 #9 装備リストと反省点
PBP2023の装備品リストと反省点を書き残しておきます。
Contents
装備・所持品全リスト
スタート時の装備
- ヘルメット、キャップ、サングラス
- ジャージ、レーパン、UVアームカバー、UVレッグカバー、ソックス、反射ベスト、SPDシューズ、夏グローブ(Intro Stinger 4)
- スマートウォッチ(Garmin Forerunner 255 Music)、骨伝導イヤホン
- 首掛け防水ケース1:自作キューシート、パスポート、ブルベカード、予備クレジットカード、予備現金250ユーロ
- 首掛け防水ケース2予備スマートフォン
ジャージバックポケット
- ポーチ(現金200ユーロ、クレジットカードx2、lightningケーブル)
- iPhone
フレーム(Coner オーダーフレーム)
- ライトx2(CATEYE VOLT800NEO)、テールライトx2(CATEYE OMNI3)
- サイクルコンピュータx2(Garmin Edge840、Garmin eTrex30x)
- ボトルx2
- ツールボトル(チューブ1、RDハンガー、タイヤレバー、CO2ボンベ1、CO2インフレータ)
- ベル、マッドガード(フロントのみ。SKS エスボード)
- バーエンドミラー
- 出走前にはずれてしまい、後方確認ができず不便だった。かなりゆるい状態だったので、PBP前に新品交換したほうが良い。
- 出走番号フレームバッヂ
フロントバッグ(mont-bell フロントバッグ)
- 補給食:菓子パン2個、カロリーメイト2箱、柿ピー1袋、干し芋1袋、もみじ饅頭3個、電解質タブレット、SOYJOY1個
- 長期保存用の菓子パンは不味くて食べられなかった。かさばるので積載しづらく、PCで余分にパンなどを買えば良いので不要だった。
- もみじ饅頭は賞味期限が短く使いづらいので別のものが良い。
- 電解質タブレットはすべて消費。暑かったのでかなり有効だったと思われる
- モバイルバッテリーx1
- チェーンロック
- 薬類:コムレケア、ロキソニン、エスタロンモカ、胃薬
- 膝故障時にロキソニンに助けられたが2錠しかなかった点が反省点。もっと多めに持っておくべき。胃薬も役立った
- ケーブル類(mini-b、USB-C、lightning)、コンセント式USB充電器
- USB-AからTypeCに変換するケーブルがなくイヤホンが充電できなかった
- ウェットティッシュ
- タイラップ数本
トップチューブバッグ(APIDURA Racing Top Tube Bag)
- カメラ(RICOH GR3)
サドルバッグ(APIDURA Expedition Saddle Pack)
- パンク修理グッズ:タイヤx1、チューブx2、CO2ボンベx2、フロアポンプ
- 輪行袋、輪行用エンド金具
- 雨装備:
- レインジャケット上下、レインシューズカバー、ビニールテープ、防水グローブ(テムレス)、インナーグローブ、アンクルバンド、フロントバッグカバー
- 防寒装備:ジオライン(L/W)、アームウォーマー、レッグウォーマー、フルフィンガーグローブ、UVアームカバー(予備)、長袖ジャージ
- ジオライン(M/W)を忘れたので代わりにPBP公式長袖ジャージを現地調達
- バッテリー類:VOLT800バッテリーx1、単3電池2本、単4電池2本、CR2032電池1個、GR3バッテリー
- 予備VOLT800本体x1
- エマージェンシーシート
ドロップバッグ
- ※往復のルデアックを境目にコースを3つの区間に分割。「補給パック」を3個用意し、2個をドロップバッグに、1個分を初期装備にいれてスタート
- 補給パックx2
- 補給食(3200kcal)過剰だった。2500kcal程度でよい
- 干し芋:900kcal
- 柿ピー:400kcal
- 菓子パンx2:500kcal
- 保存食系菓子パンは不味くて食べられなかった。不要
- カロリーメイト2箱:800kcal
- アルファ米おにぎりx2:500kcal
- 面倒でつくらなかった。
- その他:もみじ饅頭、ソイジョイ、電解質タブレット
- バッテリー
- VOLT800バッテリーx1
- モバイルバッテリーx1
- 単3電池2本、単4電池2本、CR2032電池1個
- 電池持ちすぎ。途中交換はetrex用のリチウム電池2本のみで良かった
- 補給食(3200kcal)過剰だった。2500kcal程度でよい
- 予備+ルデアックでの使用分食料
- 八戸おいしいご飯缶詰(350kcal/個)x6個
- そのままでは不味くて食べられない。1缶のみ食べて残りはすべて捨てた。
- アルファ米パックx2個
- とても良かった
- アルファ米おにぎりx2個
- 面倒でつくらなかった。
- カロリーメイト2箱
- ルデアックでのタイムロスの挽回に役立った。
- ヤマザキパンのロングライフパン(長期保存用の菓子パン) x 5
- →不味くて食べられなかった。不要
- 八戸おいしいご飯缶詰(350kcal/個)x6個
- 電池・バッテリー類
- 単3電池2本、単4電池2本、CR2032電池1個
- 電池多すぎ。不要
- 20,000mAhのモバイルバッテリー&ケーブル各種(C、B、micro、A、Garmin Forerunner用)
- 単3電池2本、単4電池2本、CR2032電池1個
- 着替え
- ジャージ上下2着
- アームカバー(夏冬)、レッグカバー(夏冬)、グローブ1、キャップ1
- 下着2、ソックス2
- 厳冬期装備:冬ビブ、冬グローブ、Buff、カイロ数個
- これに加えてジオライン(中厚手)を入れる予定だったが荷物に入れ忘れた。
- 入浴系
- タオル、バスタオル、ボディソープ、歯磨き、ボディーシート
- 予備系機材
- 骨伝導イヤホン
- タイヤ1、チューブ2、CO2ボンベ2、
- アーレンキー、RDハンガー、チェーンオイル
- Garmin Edge810J+mini-bケーブル
- 治療系
- オロナイン、キズパワーパッド、絆創膏、日焼け止め
- その他
- 現金200ユーロ、ビニール袋、ティッシュペーパー
装備振り返り
良かったもの
-
機材系
- Garmin Forerunner 255 Music:
- 心拍転送モードで1200km走り切ることができた。1200km完走した時点でのバッテリー残量は27%と十分な余裕があった。眠気の可視化やオーバーパワーを把握する意味で心拍計の存在は大きく、胸バンド型を使わずに済むのはとてもありがたい。
- 睡眠時間が可視化されるので走行計画に活かすことができた
- トラッカーアプリを使うことで他の参加者がPCに入った際に通知が来るので、ペースメイクにも役立った
- CATEYE VOLT800NEO:
- 今回はVOLT800NEOの2灯体勢。途中で一回片方を充電するだけで1200kmを完走できた
- 同じものが2本だったので、どちらのバッテリーがなくなっているのかわからなくなった。シールなどで見分けがつくようにしておく方が良い
- Garmin Edge840+Edge Power Mount
- 渡航数日前にサイコンが故障したため急遽投入。大きな問題なし。
- 雨がふらなかったので防水性能は未評価
- Garmin Forerunner 255 Music:
-
薬・サプリ・治療系
- 電解質タブレット:
- かなり暑かったので多めの量をすべて使いきった。体調の維持に役立った
- 胃薬(パンシロンキュアSP錠):
- 最後まで食欲や胃腸の問題が発生しなかった。
- キズパワーパッド:
- 落車時に素早く治療できた。現地調達が難しく場所も取らないので持っておくべき。
- ロキソニン:
- 一時的に足の痛みを消すことができた。2錠しかなかったのでもっと持っておくべきだった。
- 電解質タブレット:
-
補給食・サプリ類
- 幸田商店の干し芋:
- 長距離ブルベの必需品
- カロリーメイト:
- 小さくカロリーが多く栄養バランスが良いので時間がない時の補給に最適。
- 尾西食品 アルファ米:
- 仮眠中に戻して起床後に食べた。水で戻しても非常に美味しかった。
- 幸田商店の干し芋:
-
その他:
- 巾着袋:
- ルデアックでシャワーに行く際に袋が必要。
- (これを盗まれた人もいるようなのでシャワー室への貴重品の持ち込みは非常に危険)
- 巾着袋:
悪かったもの
- APIDURA Racing Top Tube Bag 1L:
- 膝に当たりそうになるので無意識的に避けてしまい、右膝故障の原因になった
- 尾西食品 携帯おにぎり:
- 作るのに一手間かかるので疲れて余裕のないPBPでは使わなかった
- ヤマザキパンのロングライフパン(長期保存用の菓子パン)
- フランスのパンに比べて不味く食べる気がしなかった
- 八戸おいしいご飯缶詰
- そのままでは固く・不味くとても食べられなかった(湯煎が必要)
不要だったもの
- 過剰な補給食:
- 往復のルデアックを境目にコースを3つの区間に分割した場合、1区間あたりの事前準備補給食は2500kcal程度で十分。足りなければ現地調達で良い
- 過剰な電池:
- 途中での電池交換はetrex用のリチウム電池2本のみで問題ない。テールライトなどは新品であれば交換の必要がない。
- etrex30xはリチウム乾電池を使用することで700km地点まで使えた。交換一回で良い
今後の改善点
- 使わないものが多すぎた。モノが多すぎたことがルデアックでのタイムロスと睡眠時間の減少に繋がった
- 食べなかった補給食、同じケーブル、電池類など、全体的に過剰
- ヘルメットテールライトやテールライト2灯の電池は新品にしておけば最後まで持つので予備は不要。
- ロキソニンをもっと大量に持っておくべきだった
- 怪我がある場合、ロキソニンの有無が完走の成否を分ける
- バーエンドミラーは渡航前に新品交換しておくべき
- かなり劣化していたためか、出走前になくなっていた
- USBA→Cケーブルを持っておくべき。
- このケーブルがなく骨伝導イヤホンの充電に困った。4年後は不要かも
- 途中で充電が必要だったのは骨伝導イヤホン、VOLT800NEO、iPhoneのみ
- あると良さそうなもの
- サーモスの保冷ボトル。冷たい水の入手が難しく常にぬるい水を飲むこととに。
- 粉末タイプのスポーツドリンクや麦茶。水だけだったので飲み飽きた。
まとめ
概ねこの装備で大きな問題はなかったと言えますが、あえて言えば補給食・電池類が多すぎたことが改善点です。ルデアックで荷物あふれるドロップバッグの中身を探す羽目になり、大きなタイムロスに繋がってしまいました。
今回はずっと晴天だったので雨天装備を使うことはなかったですが、雨天や低気温の可能性を考慮するとレイン装備や防寒装備はこの程度は持っておくべきだと考えています。
次回は、PBP2023ブログの最後のエントリーとして、PBP2023の走行結果の振り返りをまとめてみようと思います。