ブレストまで何マイル?
ロードバイクと共に過ごす日常。

PBP2019 #2 前日受付〜スタート編

5月 7th 2020 in BRM

前日受付

前日。受付のため、スタート地点のRambouilletへ向かいます。Saint-Quentin-En-Yvelines駅からはTransilien N線で約30分。

電車の中はランドヌールだらけでした。そこら中が自転車で埋め尽くされた満員電車の状態。前輪を上にして自転車を縦にして通路で立ってすごす人も多数。すし詰め状態の中、他国のランドヌールと会話しながら30分過ごすと、始まりの地ランブイエです。


ランブイエの駅はランドヌールだらけです。


6000人もいるのだから、道などわからなくても大丈夫。誰かについて行けば目的地に着く(笑)。


この日はあいにくの雨。スタート地点の近くでパンクしている人が多数いたようです。


長蛇の列。受付時間は11時を指定したので時間どおりに行ったのですが、どうも何時に行ってもよかったようです。朝イチに行って済ませてしまった方がスムーズに受付できそうです。


こちらが今回の会場。「Le Cez Sheepfold National De Rambouillet」。羊の農場。


この横断幕を見るとテンションがあがります。


でも雨なので感慨に浸るでもなく、さっさとテントに入って受付を進めます。2015年の車検は当日でしたが、今回は前日でした。


ゼッケンの付け方。


こちらでジレやゼッケンをもらいます。牧場らしい素朴な建物です。


列に並んでから2時間弱で受付は完了!

登録書類を印刷していく必要があるのですが、印刷するものを間違えてしまいひと悶着。スマホで画面を表示して事なきを得ました。
(レジストレーション後に送られてくるゼッケン番号が書かれているPDFを印刷していく必要があったのですが、プレレジストレーション時にもらったPDFを印刷してしまった)


受付が終わって一息ついていたら、日本人の方から受付の場所を聞かれました。よく見たらツイッターでよくお見かけするサメハルさんでした。
サメハルさんの1200kmブルベ本はフランスまで持参して、前日読んで過ごしていたので不思議な気持ちです。


徐々に雨脚が強まってきたので、ランブイエの駅前でグッディスポーツにドロップバッグを預けて素早く撤収。

晴れていたらもう少しこのあたりを走ってみたかった。


ランブイエのプラットフォームにて。かなり濡れています。レインジャケットなしでは風邪をひいてしまいそうな天気でした。


本日の戦利品


ゼッケンをつけて、準備完了!


フォーク左肩の日の丸はステッカーではなく、CookPaintWorksさんにわざわざペイントしてもらったものです。

これで準備は整いました。

スタート

スタート当日は晴れて良い天気でした。
2015年も2019年も、90時間制限の先頭のG組でエントリーしたのでスタート時間は17:30です。

前回はスタート前の仮眠に失敗して深夜につらくなったので、今回は前日夜ふかしして昼過ぎまでホテルで寝てから移動。PBPは夜スタートなのが難易度をあげる一因となっていると思います。

サンカンタン アン イヴリーヌ駅の売店で補給食を買い足し、特に何事もなくスタートすることができました。


サンカンタン アン イヴリーヌ駅は今日もランドヌールだらけ。


ランブイエ駅。前日もらった反射ベストの集団になっています。
反射ベストは2015年と同じものでした。脇のあたりの耐久性がないので、リニューアルしてほしかったな。


昨日とは打って変わって良いお天気。よかったよかった。


路面も乾いています。いい感じ。


受付時にもらったミールチケットで食事を食べられます。これぞPBP飯。それなりに美味しい。


スタートを待つ日本人集団。今回、日本人はかなり多く、探さなくとも目に入ってくる状態でした。


前回のスタート地点よりも組ごとの待機列の場所がわかりづらく、G組の最後尾でスタートすることになってしまいました。


スタートの様子

ということで、無事にスタートすることができました。

・前年に1000kmブルベを完走して優先エントリー権を得て
・当年6月までにSR認定をとってレジストレーションを完了し
・ツアーを使わず自力でパリまで移動し
・輸送中のトラブルなどなく無事自転車を組み立て受付を終え
・寝坊せず時間も間違えず無事スタート

という数々の難関を乗り越えたわけで、スタートした時点でほぼ9割方完走したようなものです。あとは楽しく走るだけ。

だったはずなのですが・・・。

(走行編へ続く)


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2019年も、4年に一度のブルベの祭典パリ・ブレスト・パリに参加することができました。昨年の記憶が残っているうちに旅を書き残してみます。

費用
前回はツアーを利用しましたが、今回は航空券、フランス国内移動、宿泊などすべて自前で手配してみました。移動はGoogle Mapsで調べられるし、宿はbooking.comで予約できるのでツアーなど使わなくても簡単に手配は完了。

今回の旅行のテーマの1つは2015より費用を安く済ませること。

2015年はドロップバッグサービスとセットのツアーを利用しました。航空券、空港からホテルまでのバス移動、宿泊費(9泊)、ドロップバッグ、懇親会などで約40万。

今回は全て自力で手配した結果、合計35.5万に抑えられました。

成田への移動1.5万往復。タクシー代含む

航空券17万エールフランス直行便

宿泊費8.5万8泊分。Best Western Paris Saint Quentin

空港からホテルへの移動2.5万往復。タクシー代含む

現金3万3万円分のユーロ。主に食費。

その他カード払い3万食費・交通費、ジャージなど

航空券+宿泊費+移動費で約30万。やはりツアーよりも安いです。
国内移動に一部タクシーを使ったのは余分でした。テンションがあがって財布の紐が緩んだようです。

アエロフロートなどトランジットありの航空券は10万程度で調達可能ですが、ロストバゲージやフレーム破損などのトラブルが多く発生したらしく、エールフランス直行便を選んで正解だったようです。

(実際にはフランス国外への旅行や、盗難トラブルなどあったのでこれ以外に予定外の支出もあったのですが・・・)

パリへ
成田からエールフランスの直行便でCDGへ。
https://twitter.com/sakaki041/status/1162004389072121857

着陸と同時に事前に国内で買っておいたThreeのSIMをスマホに挿入。アクティベートに十数分かかり、やきもきしましたが、税関通貨前には使えるようになりました。
次回はデュアルSIMのスマホでスマートに行きたいものです。

ホテルへ
スタート地点のRambouilletの宿は取れなかったので、ドロップバッグの返却地点に近いSaint-Quentin-en-Yvelinesのホテルを取りました。予約したのは2018年11月でしたが少々遅すぎたようです。ホテルは1年前には抑えておいたほうが良さそうです。
Saint-Quentin-en-Yvelinesは2015年のスタート地点だったため、再びこの地に行きたかったという想いもあり、少し離れていたこの街を拠点にしました。

Saint-Quentin-en-Yvelinesはパリの郊外で、シャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)から60kmほど離れています。成田空港と東京駅の区間距離と同じくらいなので、かなり遠いです。CDGからのアクセスはそれほど良好ではありません。

今回は、CDGから鉄道(RER B)でDenfert-Rochereauに向かい、Denfert-RochereauからMontparnasse駅までの1.6kmを徒歩で移動し、MontparnasseからN線でSaint-Quentin-en-Yvelinesに行くルートを選択。

結果的にはこのルート選択は失敗でした。

キャスターが付いているとはいえ、輪行箱を押し歩くのは楽ではありません。私が使用しているACORバイクポーター輪行箱のキャスターはベルクロ固定のため、キャスターが安定しないことも難点です。
そもそもMontparnasseに辿り着く前に、CDGの中でいつのまにかキャスターの一つが失くなっていたので輪行箱は極めて不安定でした。残る3輪でDenfert-RochereauからMontparnasseまでの1.6kmを押し歩くのは非常につらく、汗だくで輪行箱を押しているところを現地の方に心配されるほどでした。

現地の人「大変そうですねー。どこまでいくの?」
自分「さんかんたん・あん・いぶりーぬまで・・・・(汗)」
現地の人「oh。駅はあっちだよ。がんばってねー」

と、こんな声をかけられる羽目に。

翌日は休息日にしていたのでこの日の疲労は問題にはなりませんでしたが、あまりおすすめできないルートです。CDGからMontparnasseまではバス一本で移動できたようなので、バスを選ぶべきでした。
キャスターの取り外しができる輪行箱はサイズを抑えられて便利なのですが、長距離を転がすのには向いていないと痛感しました。もし雨ならかなり悲惨なことになっていたかも。

https://twitter.com/sakaki041/status/1162066199544553472
なんとかMontparnasse駅にたどり着き、N線に乗って懐かしのSaint-Quentin-en-Yvelines駅に到着。

予約したホテルは駅から1km以上離れており、再び輪行箱を押して歩きます。

ホテルへの移動もとても疲れました。駅の南口にタクシー乗り場があるので素直にタクシーを使うべきでした。疲労困憊になりながらも、16時には無事にホテルに到着。

Best Western Paris Saint Quentin(ホテル)

部屋は広く自転車を持ち込むこともでき、自転車で10分ほど行けば巨大なショッピングモールもあって買い物も便利。総じて良いホテルでした。次回もここでも良さそうです。

朝食会場のレストラン。開放的で気分が良いです。

唯一のマイナスポイントはレストランが夏休みだったこと。駅近のホテルではないのでこれは痛かった。

ドロップバッグの返却場所まで徒歩5分ほどの場所なので日本人だらけでした。

今回の相棒、CornerBikesの油圧DISCロードです。PBPのためにオーダーしたバイクがついにフランスを走ります。

自転車を組立てたらまず試走。前回スタート地点のベロドロームへ。
関係者以外はこの場所に自転車を持ち込めないようだったのですが、守衛に「写真撮るだけなのでいれて」と言ったら苦笑いして入れてくれました。

パリ観光
到着翌日はパリ観光。4年前も行った場所を、4年前と同じルートで巡ってみます。ニューバイクにもパリを見せてあげたい。

ヴェルサイユ宮殿

エッフェル塔。前回撮れなかった、このアングルからの写真を撮りたかった。

凱旋門

ルーブル美術館

地元の自転車屋さん。オリジナルジャージを購入。

市庁舎前でビーチバレーをやっていました。

再建中のノートルダム大聖堂

パリからの帰りは輪行にしてみました。自転車用の改札があります。そのまま持ち込めるのはイギリスと同じですね。

Saint-Quentin-en-Yvelinesの駅に到着。Montparnasseからの輪行は全くストレスがなく実にお手軽です。
スタート地点・空港のどちらからもアクセスしやすいので次回はMontparnasseに宿をとっても良さそうです。

現地SIMを挿したスマホさえあれば、Google Mapsが交通手段を案内してくれるのでパリ市内の移動は何も考える必要がありません。わからない単語があればすぐ調べられるし、最悪スマホに翻訳して発声してもらえば何でも伝わります。
海外旅行のしやすい、良い時代になったものです。

(雨の中の前日受付編へ)

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2015年の時はスタート直後に飛ばしすぎてしまい、100km地点で足がつってペースダウンするというミスを犯していたので、今回はスピードを出しすぎないように慎重にスタート。

スタート地点のRambouilletからMortagne-au-Percheまでの距離は117.5km。一番最初がPBP中最長の区間です。この区間はウォーミングアップをしつつ普段のブルベペースに整えることを心がけました。

スタート直後は舗装路ではないのでパンクに注意しつつ進みます

街並みが本当に美しい。PBPを走れる喜びを感じます。

「ガンバレ」を掲げて応援してくれている方も!(左の方)

日本人だらけで異国にいることを忘れそう。

このような緩やかな登りが多いです。

59km地点の街、Chateauneuf en Thymerais(シャトーヌフ=アン=ティムレ)の「Bar des Sports」で休憩。前回も使ったお店です。
ここまでの区間はこの街以外に休めるポイントがほとんどなく、距離も丁度よいのでランドヌールの半数ほどは停止していました。
https://twitter.com/sakaki041/status/1163150247327129601

これぞフランスという景色。この時は20:30です。8月のフランスは21:30までは明るいので走りやすいです。

いくつかの30km/h程度のプロトンに乗ったりもしつつ、無理をせず脚を使わずに走りました。

23:02 通過チェック Mortagne-au-perche(117.5km)に到着。
ここにも「ようこそ」の文字が。

食堂には入らず、補給食に菓子パンを買い

売店でソーセージサンドイッチを買って食べ、すこし休憩してリスタートしました。

23:30頃、Mortagne-au-percheを出発。初日のナイトライドに突入です。
夜スタートなので眠くなることを懸念していましたが幸い睡魔に襲われることもなく、補給食を食べながら堅実に走り、4:16頃にPC1 Villaines-la-Juhelに到着。

https://twitter.com/sakaki041/status/1163273625643954187

ヴィレンヌ・ラ・ジュエルは美しいだけでなく、ランドヌールを大歓迎してくれる素晴らしい街です。

コントロールでチェックを済ませ、足早に食堂に向かいます。少しでも長く仮眠時間を確保したかったので、何も食べず食堂の床に倒れ込みました。前回もここの床で寝たので迷いはありません。

ここでの仮眠の後、道中でマイクロスリープに襲われずに夜まで走り続けて二日目の睡眠時間が確保できるかが、完走のためにはとても重要です。二日目に十分なマージンを確保できれば次の夜はたっぷり眠ることができる。一夜目のヴィレンヌ・ラ・ジュエルでの仮眠の成否は、そのまま完走率に影響する重要な要素です。
後になって思えば、食堂の床で寝て起こされるリスクを考えると道路を挟んで向かいの仮眠所で寝たほうが良質な仮眠がとれて良かったかもしれません。

食堂で仰向けになって耳栓をして目をつむるとすぐに眠りに落ち、30-40分寝るとかなり頭がすっきりしました。どうやら良い睡眠が得られたようです。

起きたらそのまま食堂でクロワッサンとアップルパイ半分、約350kcalほどを食べ、眠気防止のカフェイン錠剤、亜鉛の錠剤、攣り止め(コムレケア)を飲んで、5:29出発。1時間半ほどのストップです。
1時間半の停止で夜まで走ることができれば仮眠は大成功だと言えます。さて、この後眠くならなければ良いのですが。

リスタート時の気温は11.4度。想定よりも高い気温です。防寒インナーを着るほどの寒さではないと判断し、アームウォーマー&レッグウォーマーとレインジャケット(上)のみを着て出発しました。実際この装備で問題ありませんでした。
ちなみにヴィレンヌ・ラ・ジュエルの街は、明け方の時間でもPBP参加者のためにかなりのスーパーやレストランを開けてくれていました。深夜でも食事をとることもできそうです。

<区間結果>
この区間はスタート直後なので平均20km/hの想定でしたが、予定通りに走ることができました。速すぎず遅すぎず、自分の走り始めとしてはとても良いペースです。

・【休憩ポイント】 Chateauneuf en Thymerais(59km)
 到着予定時刻 20:30 → 実際 20:06

・【通過チェック】 Mortagne-au-Perche(117.5km)
 到着予定時刻 23:22 → 実際 23:02

・【PC】 Villaines-la-Juhel(216.3km)
 到着予定時刻 4:18 →実際 4:16

初日は、走りも補給も睡眠も4年前よりもうまくいきました。次はドロップバッグのあるルデアックを目指します

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