PBP2019 #1 渡仏〜パリ観光編
2019年も、4年に一度のブルベの祭典パリ・ブレスト・パリに参加することができました。昨年の記憶が残っているうちに旅を書き残してみます。
費用
前回はツアーを利用しましたが、今回は航空券、フランス国内移動、宿泊などすべて自前で手配してみました。移動はGoogle Mapsで調べられるし、宿はbooking.comで予約できるのでツアーなど使わなくても簡単に手配は完了。
今回の旅行のテーマの1つは2015より費用を安く済ませること。
2015年はドロップバッグサービスとセットのツアーを利用しました。航空券、空港からホテルまでのバス移動、宿泊費(9泊)、ドロップバッグ、懇親会などで約40万。
今回は全て自力で手配した結果、合計35.5万に抑えられました。
成田への移動 | 1.5万 | 往復。タクシー代含む |
航空券 | 17万 | エールフランス直行便 |
宿泊費 | 8.5万 | 8泊分。Best Western Paris Saint Quentin |
空港からホテルへの移動 | 2.5万 | 往復。タクシー代含む |
現金 | 3万 | 3万円分のユーロ。主に食費。 |
その他カード払い | 3万 | 食費・交通費、ジャージなど |
航空券+宿泊費+移動費で約30万。やはりツアーよりも安いです。
国内移動に一部タクシーを使ったのは余分でした。テンションがあがって財布の紐が緩んだようです。
アエロフロートなどトランジットありの航空券は10万程度で調達可能ですが、ロストバゲージやフレーム破損などのトラブルが多く発生したらしく、エールフランス直行便を選んで正解だったようです。
(実際にはフランス国外への旅行や、盗難トラブルなどあったのでこれ以外に予定外の支出もあったのですが・・・)
パリへ
成田からエールフランスの直行便でCDGへ。
到着。 (@ パリ・シャルル・ド・ゴール空港 – @parisaeroport in Roissy-en-France, Île-de-France) https://t.co/J6vOxiLGcv pic.twitter.com/dvpU5ItxGa
— さかき (@sakaki041) August 15, 2019
着陸と同時に事前に国内で買っておいたThreeのSIMをスマホに挿入。アクティベートに十数分かかり、やきもきしましたが、税関通貨前には使えるようになりました。
次回はデュアルSIMのスマホでスマートに行きたいものです。
ホテルへ
スタート地点のRambouilletの宿は取れなかったので、ドロップバッグの返却地点に近いSaint-Quentin-en-Yvelinesのホテルを取りました。予約したのは2018年11月でしたが少々遅すぎたようです。ホテルは1年前には抑えておいたほうが良さそうです。
Saint-Quentin-en-Yvelinesは2015年のスタート地点だったため、再びこの地に行きたかったという想いもあり、少し離れていたこの街を拠点にしました。
Saint-Quentin-en-Yvelinesはパリの郊外で、シャルル・ド・ゴール国際空港(CDG)から60kmほど離れています。成田空港と東京駅の区間距離と同じくらいなので、かなり遠いです。CDGからのアクセスはそれほど良好ではありません。
今回は、CDGから鉄道(RER B)でDenfert-Rochereauに向かい、Denfert-RochereauからMontparnasse駅までの1.6kmを徒歩で移動し、MontparnasseからN線でSaint-Quentin-en-Yvelinesに行くルートを選択。
結果的にはこのルート選択は失敗でした。
キャスターが付いているとはいえ、輪行箱を押し歩くのは楽ではありません。私が使用しているACORバイクポーター輪行箱のキャスターはベルクロ固定のため、キャスターが安定しないことも難点です。
そもそもMontparnasseに辿り着く前に、CDGの中でいつのまにかキャスターの一つが失くなっていたので輪行箱は極めて不安定でした。残る3輪でDenfert-RochereauからMontparnasseまでの1.6kmを押し歩くのは非常につらく、汗だくで輪行箱を押しているところを現地の方に心配されるほどでした。
現地の人「大変そうですねー。どこまでいくの?」
自分「さんかんたん・あん・いぶりーぬまで・・・・(汗)」
現地の人「oh。駅はあっちだよ。がんばってねー」
と、こんな声をかけられる羽目に。
翌日は休息日にしていたのでこの日の疲労は問題にはなりませんでしたが、あまりおすすめできないルートです。CDGからMontparnasseまではバス一本で移動できたようなので、バスを選ぶべきでした。
キャスターの取り外しができる輪行箱はサイズを抑えられて便利なのですが、長距離を転がすのには向いていないと痛感しました。もし雨ならかなり悲惨なことになっていたかも。
I'm at Gare SNCF de Saint-Quentin-en-Yvelines – @connectgares in Montigny-le-Bretonneux, Île-de-France https://t.co/xbMLqgclWS pic.twitter.com/ZeQHz9BPeX
— さかき (@sakaki041) August 15, 2019
なんとかMontparnasse駅にたどり着き、N線に乗って懐かしのSaint-Quentin-en-Yvelines駅に到着。
予約したホテルは駅から1km以上離れており、再び輪行箱を押して歩きます。
ホテルへの移動もとても疲れました。駅の南口にタクシー乗り場があるので素直にタクシーを使うべきでした。疲労困憊になりながらも、16時には無事にホテルに到着。
Best Western Paris Saint Quentin(ホテル)
部屋は広く自転車を持ち込むこともでき、自転車で10分ほど行けば巨大なショッピングモールもあって買い物も便利。総じて良いホテルでした。次回もここでも良さそうです。
朝食会場のレストラン。開放的で気分が良いです。
唯一のマイナスポイントはレストランが夏休みだったこと。駅近のホテルではないのでこれは痛かった。
ドロップバッグの返却場所まで徒歩5分ほどの場所なので日本人だらけでした。
今回の相棒、CornerBikesの油圧DISCロードです。PBPのためにオーダーしたバイクがついにフランスを走ります。
自転車を組立てたらまず試走。前回スタート地点のベロドロームへ。
関係者以外はこの場所に自転車を持ち込めないようだったのですが、守衛に「写真撮るだけなのでいれて」と言ったら苦笑いして入れてくれました。
パリ観光
到着翌日はパリ観光。4年前も行った場所を、4年前と同じルートで巡ってみます。ニューバイクにもパリを見せてあげたい。
ヴェルサイユ宮殿
エッフェル塔。前回撮れなかった、このアングルからの写真を撮りたかった。
凱旋門
ルーブル美術館
地元の自転車屋さん。オリジナルジャージを購入。
市庁舎前でビーチバレーをやっていました。
再建中のノートルダム大聖堂
パリからの帰りは輪行にしてみました。自転車用の改札があります。そのまま持ち込めるのはイギリスと同じですね。
Saint-Quentin-en-Yvelinesの駅に到着。Montparnasseからの輪行は全くストレスがなく実にお手軽です。
スタート地点・空港のどちらからもアクセスしやすいので次回はMontparnasseに宿をとっても良さそうです。
現地SIMを挿したスマホさえあれば、Google Mapsが交通手段を案内してくれるのでパリ市内の移動は何も考える必要がありません。わからない単語があればすぐ調べられるし、最悪スマホに翻訳して発声してもらえば何でも伝わります。
海外旅行のしやすい、良い時代になったものです。
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