BRM422東京600関東一周
今年の600kmブルベの一本目はランドヌ東京の関東一周から。初めて走るコースです。
早朝5時にとどろきアリーナをスタートして都内を抜けていく都市型ブルベです。
通過チェックのローソンあかね浜店も人がいっぱいでした。このあたりから信号も少なくなり、ようやくまともに走れるようになりました。都内を通過するとどうしても平均移動速度が20km/h以下になってしまうのがつらいところです。
富津のPCの先は房総半島横断です。小高い丘の上にあるトンネルをいくつも越えるコースでした。オフロード混じりの山道を少し登るとトンネルがあり、そこから下るということの繰り返し。リズムができて楽しく進めました。
ここからはかなり強い向かい風で、踏んでも時速20km程度しかでません。疲労が蓄積していきます。
そして海の見えない九十九里浜は写真を撮るべき景色もなく、飽きます。当時のツイートはこんな感じ。
PC2。風強くてペースダウン。 (@ ファミリーマート 一宮海岸店 in 一宮町, 長生郡) https://t.co/GlygawNRnY
— さかき (@sakaki1104) 2017年4月22日
PC3。なんとか日没前に銚子に来れたけど、疲れました https://t.co/V4ZJW4Q3X0
— さかき (@sakaki1104) 2017年4月22日
PC3から水戸の間は恐れていた雨が降ってきます。風は相変わらず向かい風。暗い・風強い・寒いの三重苦。水戸のPC3に到着した時は一瞬雨が止んでいたのですが、休憩している間にまた振り始めていたので温泉へ。
また雨降ってきたので退避ー (@ 水戸 御老公の湯 in 水戸市, 茨城県) https://t.co/IUBlW7sBFw
— さかき (@sakaki1104) 2017年4月22日
水戸に到着したのは23時前。時間的には次のPCの宇都宮まで進んでもよいところなのですが、一桁の気温と雨の中、かなり気力と体力を消耗していました。
貯金をここでほぼ使い切って体を休めることにします。冷え切っていた体を温泉で温め、仮眠室で二時間寝てリフレッシュ。
結果的にはこの選択は正しかった気がします。真冬装備ではないのに深夜の気温は3度。しかも雨と向かい風。このまま走り続けると更に消耗してしまい、宇都宮あたりでDNFとなった可能性もありました。(実際、2014年の追い風400はこのパターンでDNFしました)
明け方は濃い霧でしたが、日が昇るとこの日は快晴に。菜の花が綺麗です。
宇都宮と伊勢崎のPCを越えて埼玉へ。埼玉県に入ると一気に帰ってきた感じがするから不思議です。伊勢崎から青梅までは今回のブルベ唯一の追い風。快調に南下します。
東京都まで帰ってくるともうあと一息。ラストスパートとばかりに街中を飛ばして19時前にゴールに到着。今回もルーベくんは頑張ってくれました。
この時期は寒暖の差が激しく、日中の28度から夜中の3度まで大きく気温が変わりました。フルフィンガーグローブだけでは昼は暑すぎ、かつ夜は寒すぎでした。体温調節の難しい季節です。
このブルベは獲得標高が3000m前後という、最も低難易度の部類の600kmのはずなのですが、毎年何かが起こって完走率は低いのだとか。今年の向かい風&雨は特に悪条件だったようで、お話した方は皆、いつもより厳しいとか、5000m登るほうがまだマシだとか言われていました。
なかなか、安易な600kmはないものです。